一人で頑張らない子育て
講師は東村山子ども劇場理事長の山岸さん、コ-ディネ-タ-は子どもと舞台芸術推進会議委員の森本さん。
山岸さんは3歳、5歳、7歳の三人のお子さんのお母さん。
三人の子育てをしながら理事長を務めるにいたった経緯をまず聞かせてもらいました。
自分一人では子どもに50%しかしてあげられなくても、子ども劇場の活動に参加することで残り50%を補えると感じたという言葉が印象的でした。
そういうふうに言ってもらえた子ども劇場の関係者は本望だったことでしょう。
コ-ディネ-タ-の森本さんの講演は今まで2回聞いたことがあるのですが、いずれも得るものが多く今回も心に残る言葉が幾つかありました。
森本さんから見た山岸さんの強みはやれない事をきちんと発信することだそう。
できる事、やりたい事を発信するのは勇気もいるけどしやすいのでは?
でも意外とできない事を発信するのは難しいのでは?
「やりたいけどできない」と発信すれば「私、できるよ」と手をあげてくれる人がいるもの。
そういう事がタイトルこめられているそう。
そして「子どもが育つ」ということは、子どもがどれだけ大人のモデルを持っているか?ということではとの事でした。
これは同感です。
子ども達はいろんな経験をしてもらいたいし、大人に出会えるよう心がけています。
いろんな大人がいて働き方、生き方があると感じてほしいからです。
そして人は他者がいないと自分が見つからないし、自分一人で力をつけるのは無理、関係の中でしか子どもは育たないとの事でした。
我が家の長女は春から小学生になります。今までは親の目が届く範囲で生活していましたが小学校に入るとそうもいかなくなります。
人間関係などでつまづく事もあるかもしれません。
困難と思える事にぶつかった時乗り越える力をつけるヒントがこれらの言葉にあると思います。
娘が小学生になる事で子育ての新しい段階に入るように感じています。
その事にちょっととまどう事もありますが、今回聞いた言葉を胸にやっていこうと思います。