しぜんの国保育園へ行ってきました。
今年の4月に新園舎へお引越しされ
見学に行きたい!とこの日を心待ちにしてました。
お忙しい中園をご案内いただきありがとうございます。
駐車場から園へ向かって歩くと真っ白な外観と
子ども達の元気な声が。
外観だけ見ると保育園とは思えないスタイリッシュさ。
園に入ってすぐにあるカフェコーナー。
地域の方も利用できるそうです。
保育園はただ子どももを預かる場所ではなく、
地域の子育ての拠点になる機能を国が求めています。
こんな素敵な空間に子連れでふらっと行けたなら・・・
それだけで心が軽くなり、子育ての負担感を少し
やわらげることができるかもしれませんね。
携帯の画像をなぜか方向を変えることができず
このような掲載になり申し訳ありません。
園に入ってすぐのホール。
こちらで昼食をとったりお昼寝をするそうです。
机、椅子ともにデザイナーさんがデザインされたもの。
たくさんの椅子、机が並んでいてもうるさくない。
ごちゃごちゃしているように感じません。
静謐さを感じました。
それはデザインの成せる技なのでしょうね。
建築のお部屋にあったコクヨさんと共同開発された家具。
天板が透明。
下から覗いたら自分が作ったものはどんな風に見えるのでしょう。
いろんな方向から見てみる。検証する。
物事を狭い視野で捉えるのではなく、いろんな観点から
とらえる基礎につながると思います。
建築のためのイメージ写真。
子どもだからわからない、ではなくこういうイメージ
写真があることの意味。
子ども達のイメージの翼が広がるきっかけになりますね。
目で見た具体的なものをおもちゃを使って抽象的に表現する。
頭の中に浮かんだ抽象的な形を具体的に形にする。
具体と抽象の間にあるものこそ、人が持つ最大の特徴、
創造、想像力を引き出してくれます。
建築のお部屋にあったパーテーション。
これ素晴らしい!
パーテーションとしての機能、場を区切るという
機能をしっかり果たしながら子ども達の遊び心も
刺激してくれます。
棚板の上に車を走らせたり、作ったものを飾ったり...。
区切った向こう側も良く見えるし、組み立ても簡単で
フレキシブル!ぜひ商品化してもらいたい。
各お部屋の入り口にはこんな素敵な表示が。
音楽のお部屋。
天井から下がる鳥もデザイナーさんがデザイン。
演劇のお部屋。
ごっこあそびに使うこのおうち。
子どもは仕切られた狭い空間ほど落ち着き、集中してあそぶ
傾向があります。それをうまく取り入れている家具。
圧巻なのが図書室。
司書の先生が図書室にいます。
図書室の先生がいらっしゃるスペース。
どこかの大学の図書室みたいじゃないですか?
この雰囲気。
大きなこの机のデザインがまた素敵。
こちらもデザイン関係の方から譲りうけたものだそうです。
こういう机、アンティークじゃないと今なかなか手に
はいらないと思いますね。
本はもちろんこの机が醸し出す存在感。
そういうものは言葉を越えて子ども達に
いろんな事を伝えてくれるような気がします。
図書室は天井が低く、木のような存在感の本棚が
幾つかあります。
元々保育園の敷地に生えていた木を使って作られた本棚だそう。
本棚の中にはゆっくり本と向き合うスペースがあります。
この椅子は前の保育園舎から使っていたもの。
子ども達が横になり椅子と一体化する姿も見られるとか...。
気持ちわかるわー。気持ちいいもんね。
欲しいなあ。この椅子。
下世話な話ですがこれを今購入しようとすると
相当な金額になるでしょうねえ。
そこにあるだけで心やすらぐ。
そんなものが園のいたるところにさりげなく置いてありました。
この絵本の内容が素晴らしくて帰宅後すぐ
注文しました!この絵本たちに出会えて良かった!
はやく読みたいです。
こういう本がさりげなく置かれている選書のセンスが
素晴らしい!
先月オランダ教育方法ピラミッドメゾットの勉強に
行ってきたのですが、これと同じようなものが
紹介されていました。
子ども達が自分で考え自分で決める。
ピラミッドメゾットの基本的な考え方です。
それを実践するには子ども達が見てわかることが
重要だと学びました。
しぜんの国保育園さんがピラミッドメゾットを
取り入れているわけではないのですが、
自分で考え自分で決める、ということが
保育の基本にあることは伝わってきました。
それを具現化しているものです。
お部屋のいたるところに素敵なデザインでそういうメッセージが
施されていました。子ども達の声の大きさとかひらがなとか。
子ども一人ひとりを大切にする。
よく保育の世界で使われる言葉ですが、
具体的にはどういうことなのか?
見学しながらこういうことなのかなあ、
と肌で感じられたような気がします。
園内で見つけたすてきなモノたち。
園庭がまた素敵!
子ども達に動きを見ていると飽きないのです。
不思議と。
園庭に鎮座する小山がまた素敵でした。
植栽たちがこれから大きく育ちさらにいいもの
に進化していくんだと思います。
1時間ほどの滞在時間でしたがすっかりこの
保育園に魅せられました。
ただおしゃれなだけではなく、そのデザイン一つ一つに
ちゃんと意味があるのです。
そこにいて気持ちい、心地いい、気分いい。
そんな園でした。
<木のおもちゃチッタ>
毎週水曜日、第一土曜日営業
AM10:30~PM17:00
(そのほかの曜日は予約制)
東京都多摩市和田746-57
042-389-5507
chitta.toy★gmil.com
(★を@に変えてください)
おもちゃは全国発送いたします。
お気軽にお問い合わせください。