群馬県の木工所へ行ってきました。
小川が側に流れ、ウグイスの鳴き声が響く
山あいの木工所。
カスタネットを作る工程を実際に機械を
動かしていただきながら丁寧に
教えてもらいました。
機械任せにできない工程が幾つもあり、
もの作りには人の手がかかせません。
手袋をすると感覚がわからなくなり、
(木をどこまで削るかなど)
危険な作業でも手袋ができない事も知りました。
群馬の林業の問題や輸入材を扱う難しさ
など一つのものが出来上がる背景には
いろんなストーリーがありました。
知らなくても何も困りません。
しかしこうやって知る機会をもらい
ものを買うということをよりこれから
吟味していこうと思いました。
木工所の仕事を外注している
福祉施設も案内していただき、
施設に入所されている方々の作業の
見学させていただきました。
木工所の社長さん、工場長(この二人は親子)
お二人の人柄がとても素敵で
お話はもちろんお二人の人柄にも魅せられ
ました。
言葉にこの仕事へのプライド、楽しさ、
難しさいろんならものがにじみ出ていて
それを感じられただけでもこの日
参加できて良かったです。
人の心を豊かにするものはいろいろ
あるけど、やはり人なんですね。
社長さんの「この花のピンクは写真にも絵にも
描けないよ、本当に綺麗なんだ」
「緑色って一言で言えない、緑って何百種類もあるんだよ」と福祉施設へ向かう道すがら話して
くださったのが心に残りました。